セブン・アイHDの鈴木敏文会長が引退。

(2016年04月07日)

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2 年前の 2016 年には、
コンビニ業界を巡って
二つの「ニュース」があった。

ひとつは、
カリスマと呼ばれた鈴木氏が
持ち株会社、セブン&アイ・ホールディングス会長の職を追われたことだ。

鈴木氏は、
同氏の部下でともにセブン―イレブンをけん引してきた
子会社セブン―イレブンの井阪隆一社長(当時)を
退任させようとして失敗し、
5 月末の株主総会で引退となった。

現在は井阪氏がセブン&アイの代表取締役社長としてグループを率い、
競争が激しい流通業界の中で
セブン&アイ・グループの再生、躍進を担っている。

「カリスマ」の退場によって、
今後、コンビニ業界が
どのように変貌していくのかが注視されている。

http://www.keguanjp.com/kgjp_shehui/imgs/2018/11/20181127_1.pdf

4月7日午前9時半に、
東京都千代田区の
セブン&アイ・ホールディングスの本社9階会議室で
取締役会が始まった。

セブン―イレブン・ジャパンの
井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO・58歳)を
交代させる人事案をはかるための取締役会であった。

実は、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長は、
2月15日に井阪氏に退任を内示し、
いったんは了承を得たのだが、
2日後に井阪氏が翻意を伝えると、
鈴木会長は3月に
取締役候補を選ぶ指名・報酬委員会を設置し、
社長交代案を提出。

そして、伊藤邦雄氏、米村敏朗氏の
社外取締役2人に反対されると、
彼らの反対を押し切って、
社長交代案を取締役会にかけたのである。

20年以上トップとして君臨し、
独裁体制を築いてきた鈴木氏としては、
当然、取締役会で賛同を得られると踏んでいたようだ。

だが、取締役15人による投票の結果、
人事案への賛成は7票、反対6票、白票2票で、
賛成が過半に届かず否決された。

そして、この日、
急きょ記者会見に臨んだ鈴木氏は
引退を表明した。

https://dot.asahi.com/wa/2016042000245.html?page=1

しかし今回の鈴木氏退任劇で
つくづく感じたのは、
経営者と資本家の関係だ。

伊藤氏が保有する株式の数は、
持ち株会社のものも含めると
セブン&アイHDの9.66%(2月29日現在)に上る。

筆頭株主である。

鈴木氏の名前は
セブン&アイHDの
上位株主リストに見当たらない。

鈴木会長がいかなる功労者、大経営者、
グループの総帥だったとしても、
株主資本主義の会社では
「一介の雇われ経営者」にすぎない。

https://biz-journal.jp/2016/04/post_14671_2.html

並いる大メーカーを巻き込んで
商品開発をしているセブン-イレブンは、
いまや小売業では無敵状態。

小売りがライバルというよりも、
海外ならアマゾン、
国内なら日本郵便やヤマト運輸などが
ライバルになる。

http://www.elneos.co.jp/1511sc1.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/鈴木敏文

https://ja.wikipedia.org/wiki/井阪隆一

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