【セブンイレブン】4.9億円の残業代が、長期未払いだったことが発覚。
(2019年12月10日)セブン-イレブンで働く
アルバイトやパート従業員の
残業手当の一部が
長期にわたって
支払われていなかったことが分かりました。
不足額は
少なくとも4億9000万円に上る
とみられています。
10日午後4時から
急きょ行われたセブン-イレブン・ジャパンによる会見。
内容は
店舗従業員への
給与未払いに関するもので、
その金額は
記録の残っている2012年3月以降だけで
4億9000万円に達するといいます。
セブン-イレブン・ジャパン、石丸和美執行役員:
「法令に関する理解が不足していた。
ここは事実であるというふうに考えております」
約5億円もの不足が分かったのは今年9月。
労働基準監督署からの指摘がきっかけでした。
セブン-イレブンでは
加盟店が従業員を雇用して
人件費を負担しますが、
給与の計算や支払いは
本部が行います。
この本部が計算する給与のなかで
残業手当について、
労働基準法で定められた計算式を
誤っていたことが発覚。
2001年10月から
本来の金額より少なく
支給してきたといいます。
これに対し、記者から
「意図的にやったのか?」と質問が。
セブン-イレブン・ジャパン、永松文彦社長:
「意図したものでないか
というところについてですけども、
公表した記録が残っていません。
その時の役員会等での
議事録も残っておりません」
ところが、この問題、
これで終わりではありません。
そもそも、この計算式を導入したきっかけは
2001年6月、
労基署からの
「残業手当が支払われていない」
との指摘からでした。
しかし、当時セブン-イレブンは
この事実を公表せず、
現在も
それ以前の未払い分は
支払われていません。
最大で280万円が支払われていない人もいました。
この未払いが始まったのは、
セブン-イレブンが創業した
1970年代からでした。
セブン-イレブン・ジャパン、永松文彦社長:
「今年に入って、
いろんな問題が発生していることについては、
セブン-イレブン・ジャパン45年間のやり方が
今の環境下に合っていないと認識している」
勤務が確認できた場合は
未払い分を支払うとしています。
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