【真相究明会】未公開株の譲渡先リストを社会党に送付。★

(1988年09月23日)

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○坂上委員

ああそうですか。

さて、私たち日本社会党の委員長あてに、
先月の末に、リクルートコスモス真相究明会、
こういう差出人の名前で、
ドゥ・ベスト株式会社が
いわゆる第三者にリクルートコスモスの株を譲渡いたしました譲渡先についての
一覧表を送ってまいりました。

そこで、その送ってきた手紙の本文に
次のようなことが書いてあります。

「前略、税制国会だ、」
これは自民党の先生方がおっしゃっておることです。
「リクルート国会だ」
これはうちの土井委員長が言っているわけですが、
リクルート国会だといわれながら、
リクルート疑惑を取り上げたにもかかわらず、
真相の解明は、ほとんど進まず、
ただ国民としていらだちを増すばかりであります。
そして大多数の国民の怒りも嘆きも、わかっていないのみならず、
国民を甘く見ているような、
自由民主党及び政府首脳の態度と
江副浩正の取った卑劣な行為等に対して
許すまじく正義の天誅を、先生の御力によって加えて頂きたく、
ここに「リクルートコスモス社の株式譲渡内訳」を送付致しますので、
何卒、真相究明にお役立を念じ一層の御活躍を期待申し上げて
国民の願をお取り上げを衷心より御願い申し上げます。
九月二十九日

敬具

こう書いてありまして、
そこに

「株式譲渡先内訳別紙
リクルートコスモス
取引日六一・九・三〇」

六十一年九月三十日という意味だろうと思います。

しかもこの用紙は「株式会社ドゥ・ベスト」こう書いてあり、
上の方にも多分これは英語でドゥ・ベスト株式会社とある便せんでございます。
そこに譲渡先、株数、金額、譲渡先住所が書いてあるわけでございます。

さてそこで、私たちは、この投書をいただいてから、
このリストが真実であるかどうかということを
できるだけ極秘のうちに調査を続けてまいりました。

そして調査の途中でありましたが、
例えば加藤孝さんあるいは式場、これは何と読むのでしょうか式場さん、
それから多賀谷恒八さん、こういうような人たちは
この記載のとおりであるという事実を認めたわけです。

(中略)

○宮澤国務大臣

それを御説明申し上げますので……
(坂上委員「説明は後で聞きます」と呼ぶ)
ちょっとお待ちになってくださいませ。

服部恒雄の報告は次のとおりでございます。

すなわち、昭和六十一年九月ごろ、
SE総合設計の河合康文氏から、
リクルートコスモス社の株式を
私の方の名前を借りて取引したいとの依頼を受け、
深く考えずに承諾をいたしました。

河合氏は六十一年九月に株式一万株を購入し、
同年十月末五千万円余りで売却、
二千万円余りの差益を得たということである、
以上が服部秘書から私への報告でございます。

そこで、ただいまの点でございますが、
最近になりましていろいろな報道がなされましたので、
私も今お話しのような疑問を持つに至りまして、
服部秘書を通じまして河合氏から事情を聞きました。

それによりますと、河合氏は、取引、
名前を借りる承諾を得たと考えて、
株の取得が容易になるためには、
私、宮澤でございます、の名前の方が
取得が容易になると考えて
私の名義にしたということでございます。

ただ、取引の通知等は
服部あてに行われるようにしておる、
こういうことでございました。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/113/0787/11310140787008c.html

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