【京都府】募金の配分を決める委員会で、無傷の人も対象とすることを決定。

(2020年02月07日)

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京都アニメーションのスタジオが放火された事件で、
京都府などの口座に寄せられた33億円を超える寄付金を
どのように分けるかを決める委員会の2回目の会合が開かれ、
配分は、
事件当時、建物の中にいた70人全員を対象にする方針を決めました。

京都アニメーションのスタジオが放火された事件では、
36人が死亡、33人が重軽傷を負いました。

京都府などに寄せられた33億4000万円余りの寄付金を
どのように分けるかを決める委員会は、
去年11月の初会合で、
遺族や被害者に
全額を1回で配分することを決めています。

7日は、
京都市上京区で
2回目の会合を開き、
はじめに出席者全員で
1分間黙とうして
犠牲者に祈りをささげました。

委員会は、
配分の対象とする人について、
死亡した人とけがをした人のほか、
けがをしていない1人も新たに加え、
事件当時、建物の中にいた70人全員
とする方針を決めました。

会合では
事務局側が
どのように配分するか案を提示したものの、
委員からは、
けがの程度がどの程度仕事に影響するかや
子どもの就学状況をはじめ、
それぞれの家庭の実情に基づいて
慎重に検討すべきだ
などといった意見が出されたということです。

京都府は、
今回の意見を踏まえて
3回目の委員会を開き、
遺族や被害者に対する
具体的な配分に向けて
意見を集約していくことにしています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20200207/2010005693.html

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