【朝日新聞】「令和」の考案者は中西氏。複数の政府関係者が認める。
(2019年04月20日)政府は19日、
新元号「令和」の選考過程で
1日に開いた有識者懇談会、
衆参両院正副議長への意見聴取、
全閣僚会議の議事概要を公表した。
「令和」以外の最終案や
それらの考案者は明らかにしなかった。
だが、朝日新聞の取材に対し、
複数の政府関係者が
「令和」を考案したのは
国文学者で、万葉集研究第一人者の
中西進氏(89)だったことを認めた。
中西氏は1970年に
著書「万葉集の比較文学的研究」などで
日本学士院賞を受賞。
94年には
宮中行事「歌会始」で
天皇陛下に招かれて歌を詠む
「召人(めしうど)」を務めた。
2011年から
富山市の「高志の国文学館」の館長。
安倍政権下の13年に
文化勲章を受章した。
政府が新元号の典拠とした万葉集の研究で
第一人者として知られているため、
中西氏は元号発表直後から
考案したと有力視されてきたが、
取材では認めていない。
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