【鹿島】青山事件が発覚

(2013年12月)

■スリーブの不具合は751カ所

工事の不具合が見つかったのは2013年12月。

2014年3月20日の引き渡しを目前にしての発覚だった。

コンクリートの躯体(くたい)中に配管などを通すスリーブ
全約6000カ所のうち、約600カ所で
本来あるべき位置に存在しないか、
位置が違うといった不備があった
(2014年3月17日時点では751カ所の不備が判明)。

また約200カ所で不適切なコア抜きを行ったため、
一部で鉄筋が切断されていた。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK17035_X10C14A3000000/
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通常はきちんと調査をして、
鉄筋を傷つけないように穴を開けるところを、
「調査をせずにコアボーリングをしたため、
鉄筋が切れてしまった箇所もあった」(三菱地所)。

鉄筋が多少切れても、構造の安定性には
さほど影響はないとはいえ、許される行為ではない。

 しかも、欠陥発覚の発端は
インターネット掲示板への、
匿名の書き込みだったというお粗末ぶりだ。

http://diamond.jp/articles/-/48496
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ライバルの大手ゼネコン関係者は、
「鹿島さんの建築部隊は
2年前の“青山事件”で意気消沈し、
『新国立』どころではない」とも指摘する。

青山事件とは、2013年末に発覚した
東京・南青山の高級マンション
「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」での施工ミス。

コンクリート壁内の配管や配線用の穴が
設計通りに開いていなかったことが
竣工・引き渡し直前にインターネット上の書き込みで発覚、
鹿島は解体・建て替え、入居予定者への補償などで
100億円以上の負担を強いられ、
役員58人全員がボーナス返上や
報酬削減などの処分を受けた。

http://blogos.com/article/136861/

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