【東京都】豊洲新市場の工事を【大建設計】に発注。

(2016年03月03日)

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PTが安全宣言も…豊洲新市場でくすぶる3つの“灰色事実”

■日建建設「業者の相談」に我関せず

豊洲の設計を手掛けたのは日建設計だが、
仲卸棟の「間口が狭い」店舗内の造作(備品の配置など)について事業者から相談を受け、
工程の調整を担当するのは、実は設計中堅の「大建設計」(東京・品川区)だ。

これも第2回会議まで知れ渡っていなかった事実である。

都の入札情報を見ると、
大建は16年3月3日に都が発注した
「豊洲市場における造作工事に係る工程調整及び承認審査支援業務委託」を
約2億6000万円で受注している。

なぜ建物と店舗内の造作を
わざわざ別の設計事務所に発注したのか。

中央卸売市場・移転調整担当部は
「分けることで全体の業務を効率的に進める狙いがある」と説明する。

しかし、25日のPTで小島敏郎座長は
「事業者はどちらに相談すればいいか分からず、
困惑しているのではないか」と懸念。

とても効率的とは言えそうにない。
日建はPTで「造作相談室については契約していないので、
立ち入っていない」と我関せず。

まるで、「使い勝手の悪さは大建のせい」と言わんばかりの態度だった。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/192657/2

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