【長妻昭】吉田元首相の「統計正確なら戦争なかった」発言について質問する。

(2019年05月11日)

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毎月勤労統計の不正調査に関する
十八日の衆院予算委員会の集中審議で、

麻生太郎副総理兼財務相が
祖父の故・吉田茂元首相から、
不正確な統計をもとに
日本が戦争に突き進んだと
聞かされていたことが話題に上った。

立憲民主党の長妻昭氏が
麻生氏の著書「麻生太郎の原点 祖父・吉田茂の流儀」
の記述を紹介した。

著書によると、
戦後の連合国軍総司令部(GHQ)による占領時代に、
マッカーサー最高司令官から

「日本の統計はいいかげんで困る」

と苦言を呈された際、
当時の吉田首相が

「当然でしょう。

もし日本の統計が正確だったら、
むちゃな戦争などいたしません。

また統計通りだったら
日本の勝ち戦だったはずです」

と切り返したという。

長妻氏は

「戦前、戦中は
統計がいいかげんで、
権力者の意のままに使われた。

非常に示唆に富む話だ」

と指摘。

麻生氏は、長妻氏に
「事実か」と問われ

「小学生ぐらいの時に
何回か聞かされた。

おおむねそういうことだ」

と答えた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201902/CK2019021902000147.html

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