経済財政諮問会議で、賃金指数の下振れが問題となる。(黒田日銀総裁の提言)
(2015年11月)これは2015年11月の
経済財政諮問会議の議事録から
明らかになりました。
当時、厚生労働省が
過去データの実勢に合わせて修正をおこなったところ、
かなりのものに下方修正が示現してしまい、
民主党政権下の2011年の賃金指数を、
2014年で下回るという
まさかの事態に陥ったとされています。
そのため
2015年11月の諮問会議では
これが大問題となり、
当初は麻生太郎財務大臣が
調査サンプルの入れ替えを
強く求めたとされてきました。
それが、
「直近の名目賃金のマイナスは
統計上のサンプル要因が影響。
実勢は
緩やかに上昇していると考える」
と、この件に口火を切ったのは、
だれあろう
日銀の黒田総裁であったことが
判明してしまいました。
https://www.mag2.com/p/money/639594
15年1月の入れ替え時も下方修正となり、
民主党政権時代の11年を上回ったはずの
14年の賃金指数が
逆に「下回る」ことになった。
15年11月4日の諮問会議では
これがやり玉に挙がった。
議事要旨によると、
日銀の黒田東彦総裁や
麻生太郎財務相ら出席者が
相次いで統計問題に言及した。
「直近の名目賃金のマイナスは
統計上のサンプル要因が影響。
実勢は緩やかに上昇していると考える」。
口火を切ったのは黒田氏だった。
勤労統計を念頭に、
統計データを否定したとみられる。
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