中国農業科学院蘭州獣医研究所で、ブルセラ属菌の集団感染が発生。

(2019年11月)

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中国の研究所の安全体制が懸念されていたことは事実だ。

安全体制が守られていなかったために
65人が、2019年12月にブルセラ症に感染し、

2020年1月にも、
中国の著名な科学者が、
実験用動物を現地の市場に売却した罪で
懲役12年を言い渡されている。
https://bit.ly/2QOhFMd。

北京でのペストの話題が未だ冷めやらぬ
2019年11月下旬から12月初めにかけて、
甘粛省蘭州市にある
中国農業科学院蘭州獣医研究所で
ブルセラ属菌の感染者が
多数出たことが分かった。

12月7日の発表では
血清学的検査を受けた317名のうち
96名が陽性だった。

中国農業科学院は
中国農業部(「部」は日本の省庁に相当)傘下の研究機関であり、
動物感染症研究のレベルも非常に高い。

実験に際しての防護知識は豊富なはずなのに、
なぜこれだけ大規模な感染が起きたのか
といぶかる専門家が多かった。

医科研が
長年インフルエンザの共同研究を行っている
黒竜江省のハルビン獣医研究所も
中国農業科学院に所属するが、
その後、ハルビンの研究所でも
同じような感染者が見つかり、
12月10日までに確定症例1件、疑い例2件、
不顕性感染10件と報告された。

https://www.rcaid.jp/news/essay026.html

ブルセラ症は
中国で流行が年々増加し続ける感染症の1つである。

旅行者などは
未殺菌羊乳
あるいは牛乳を飲むことは避けるべきである。

国立感染症研究所国際協力室

https://www.niid.go.jp/niid/index.php/ja/ja/kentei-top/2325-kentei-payment.html

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