【フランス】渡航歴のない男性が、インフルのような症状で入院。(同国内で初の確認症例)

(2019年12月02日)

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仏パリの病院が
昨年末に採取していた入院患者の検体から、

新型コロナウイルスが
新たに検出された。

同国で最初の感染例が報告される数週間も前から、
新型ウイルスが存在していたことになる。

パリ北郊の
セーヌサンドニ県にある
病院の集中治療専門医らが3日、
抗菌薬の専門誌IJAAに発表した。

同病院のチームは

昨年12月2日から
今年1月16日までの間に
インフルエンザのような症状で入院し、

最終的に
インフルとは診断されなかった患者らについて、
凍結保存されていた検体を調べた。

その結果、
アルジェリア生まれの男性(42)から採取していた検体で
新型ウイルス陽性の反応が出た。

男性は
長年フランスに住み、
魚売りの仕事をしてきた。

外国旅行は
昨年8月に
アルジェリアを訪れたのが最後で、
中国に行ったこともなかった。

男性の子どものうち1人も
体調を崩していたという。

チームは、
この患者に
中国とのつながりや渡航歴がないことから、
12月末の時点で
フランス国内に
感染が広がっていたことがうかがえる
と指摘する。

同国の公式発表としては1月24日、
中国・武漢市への渡航歴がある
2人の感染が報告されたのが初めてだった。

欧州で最大の被害が出たイタリアでも、
1月31日に
ローマで中国人観光客2人の感染が確認されたのが
初の症例とされる。

国内での感染例は
2月末になって
北部コドーニョで報告された。

新型ウイルス感染が
最初に確認されるより前から
感染者や死者が出ていたかどうかについては、
米国でも同様の研究が始まっている。

https://www.cnn.co.jp/world/35153330.html?ref=rss

フランスで
去年12月に
新型コロナウイルスへの
感染者がいたことが分かりました。

フランスで初めて
感染者が確認されたのは、

これまで
1月下旬だとされていました。

フランスメディアによりますと、

パリ近郊の病院に
肺炎で去年12月に入院した
40代男性患者の検体を
改めて検査したところ、

新型コロナウイルスへの
感染が確認された
ということです。

検体は
インフルエンザなどへの感染を調べるために
12月27日に採取されて保存されていました。

男性は
その後に回復して退院しています。

男性に
中国への渡航歴はありませんが、

男性の妻が
空港近くで働いていて、
中国人と接点があった
ということです。

妻に
発熱などはありませんでしたが、

子どもは
インフルエンザのような症状を発症していました。

フランスでは
これまで最初の感染者が確認されたのは
1月24日でしたが、

実際には
それよりも早く
感染が広がり始めていた可能性が指摘されています。

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