日本政府が緊急輸入した、約1万人分の検出キットが到着。

(2020年02月14日)

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国内で様々な不安が広がるなか、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため
不足させてはいけないのが
ウイルスの検出キットです。

14日午前10時、
東京・江東区の倉庫には
新型コロナウイルスの検出キットが到着していました。

今回の感染拡大を見越してでしょうか。

ヨーロッパなどから届いた検出キットは
約1万人分。

通常の5倍以上となる
緊急輸入となりました。

喉の内部から取ったたんなどを
小さな管に入れて
遠心分離器や
複数の試薬に付けることなどで分析し、
感染している場合には
コロナウイルスを示す部分に
線が出るといいます。

検出キットは

集団感染が起こっているクルーズ船や

日本人を帰国させるための
武漢からのチャーター便第5便での検査でも

使われる見通しだといいます。

今回の検出キットは
感染の結果が
4時間程度で出るといいます。

一方、
最短5分でインフルエンザの判定を行える
簡易検出キットを製造する国内のメーカーでは、

新型コロナウイルスに対応したキットの
製造に着手しました。

通常、
簡易の検出キットの開発には
3年から5年かかるところを
できるだけ短縮し、
一般的な診療所などで
早期に使えるようにしていきたい
ということです。

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