ドイツの研究チームが、コロナウィルスは、ドアノブなどで最長9日間生存するとの論文を発表。

(2020年02月06日)

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新型コロナウイルスは、
咳やくしゃみによる飛沫や、
付着したものに触れることによる接触で感染すると言われているなか、

ドイツの研究グループは、

ウイルスが
ドアノブやテーブルなどの表面で
最大9日間にわたって感染力を保持する

という見解を発表した。

病院の院内感染に関する医学誌
『ジャーナル・オブ・ホスピタル・インフェクション』に
今月6日に掲載された論文によると、

独ルール大学ボーフムと
グライフスヴァルト大学病院衛生研究所の研究グループは、

新型肺炎と同じコロナウイルスの仲間である
「SARS(重症急性呼吸器症候群)」と
「MERS(中東呼吸器症候群)」に関する
22本の論文を精査した。

その結果、
病院のドアノブやベッドサイドテーブル、
ナースコール用のベルなどの
金属やプラスチックに付着したウイルスが、
感染力を維持した状態でいられる期間は
最長9日間だとする結論を出した。

グライフスヴァルト大学病院の
ギュンター・カンプ氏は、

「表面についたウイルスを
消毒しないままでいると、
平均4〜5日間は生き残ります。

特に気温が低くて、
湿度が高い場所では
ウイルスの寿命が伸びる傾向があります」

と述べて、
この特徴が
新型コロナウイルスにもあてはまる可能性が高い
と言う見解を示した。

さらに、さまざまな消毒液を使ってテストした結果、

アルコールの一種であるエタノール(濃度62〜71%)のほかに、
殺菌剤や漂白剤として使われる過酸化水素水(オキシドール:0.5%)と、
塩素系漂白剤を適切に薄めた次亜鉛酸ナトリウム(0.1%)を使えば、
ウイルスの数を100万個から
100個まで低減させることができるとしている。

https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/3/33078.html

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