【厚生労働省】武漢市で原因不明の肺炎が発生しているとして、渡航者などに注意を呼びかけ。

(2020年01月06日)

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厚生労働省は6日までに、
中国中部の湖北省武漢市で
原因不明の肺炎が発生しているとして、
渡航者などに注意を呼びかけた。

2019年12月以降、
59人の患者が確認されており、
病原体は特定されていない。

厚労省によると、
59人の患者のうち、7人が重症で
死者は出ていない。

発症日は
19年12月12日から
29日の間に集中している。

海鮮市場の関係者の発症が目立つという。

同市場では
野生動物を販売している区画もある。

動物が感染経路になった可能性もあり、

現在
市場は閉鎖されている。

病原体が
インフルエンザや
重症急性呼吸器症候群(SARS)でないことは確認されており、

現地当局は
特定を急いでいる。

厚労省は
検疫所のホームページで
呼吸器の異常を示す症状がある場合は
すぐに医療機関に相談するよう呼びかけている。

各自治体や保健所には
武漢市に滞在歴がある原因不明の肺炎患者について、
国立感染症研究所での検査を検討するよう
注意喚起をした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54073330W0A100C2CR8000/
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中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について

1.患者の発生状況など(令和2年1月5日時点。国立感染症研究所まとめ)

・発生数:59例の確定例(うち7例は重症)。
死亡例なし。
59例の発症日は2019年12月12日-29日の間。

・感染経路:不明。ヒト-ヒト感染の明らかな証拠はない。
また、医療従事者における感染例も確認されていない。

・発生場所の疫学的な特徴:海鮮市場(華南海鮮城)と関連した症例が多い。
当該海鮮市場は、野生動物を販売している区画もある。現在は閉鎖中。

・類似疾患の可能性:インフルエンザ、鳥インフルエンザ、アデノウイルス、
重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MERS)は否定されている。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08767.html
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中華人民共和国湖北省武漢市における原因不明肺炎の発生について(第2報)

1月1日に海鮮市場を閉鎖した後、
新たな同様の患者は発生していない。

なお、香港、シンガポール、台湾等で
武漢市から渡航した者の
発熱の報告があがっているが、

既に他の原因(病原体)が明確になった事例が大半であり、
これまでのところ、
本疾患との因果関係が明らかになったものはない。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08787.html
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