【中国】感染した映画監督(55)が、病院で治療を受けられず、死亡。(両親と姉も死亡)

(2020年02月16日)

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大手映画撮影所の一つ、
湖北電影制片廠に所属する監督監督と家族が、
新型コロナウイルスに感染し
相次いで命を落としたことが
明らかになった。

現地のリアルな状況を
浮き彫りにした出来事として、
中国の人々に
大きな衝撃を与えている。

今月16日に
武漢市の人民医院で
死亡が確認されたのは、
湖北電影制片廠に所属する
常凱(チャン・カイ)監督。

享年55歳だった。

同廠では
同日に死亡広告を発表し、
その死を悼んでいる。

この常凱監督について、
本人だけでなく家族3人が
新型コロナウイルスに感染し、

両親が
2月3日と8日に相次いで他界し、

実姉も
同14日に死亡していることが明らかになった。

妻は
感染しているものの
比較的症状が軽く、

息子は
英国留学中で難を逃れたという。

大手ニュースサイト・捜狐(SOHU)の取材に応じた
常凱監督の同僚によると、
最初に症状が出たのは監督の父親だが、

どこの病院も患者であふれ返っている状態で
受け入れてもらえなかったとのこと。

2日にやっと
医者が自宅までやって来たものの、
治療が受けられなかったことで病状が悪化し、

数時間後に
そのまま自宅で死亡したという。

中国のネット上では、
常凱監督が書いたとされる
遺書の文面が拡散されている。

「どこの病院へ行っても
人が多すぎて拒否される」

「助けを求めても
一つのベッドさえ確保できない」

などといった現地の状況が
生々しく記されているが、
この遺書について
インタビューに応じた同僚は、

「本人が書いたものかは
確認できていない」

と話している。

常凱監督と家族を襲った今回の悲劇は、
人々に大きな衝撃を与えている。

多くの人々の見解は、
大手撮影所の所属監督であれば
仕事柄、一般の人よりは条件が良く、
さまざまなつてがあったはずだというもの。

しかし、このような形で
一家4人が死亡したことで、

「それだけ武漢現地は悲惨だということ」

「発表されている致死率の数字も疑わしい」

などと、
今の状況を
改めて不安視する声が上がっている。

https://www.recordchina.co.jp/b782299-s0-c70-d0044.html

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