【横浜市立大学】抗体を検出して時短で検査する方法を開発したと発表。
(2020年03月09日)新型コロナウイルスを巡って
9日に最短15分で感染が分かる検査方法が発表されるなど、
時短で結果がすぐ分かる最新の技術が続々と誕生しています。
横浜市・林文子市長:
「新型コロナウイルスの患者血清中に含まれる
抗ウイルス抗体の検出に成功したことを報告します」
9日、
横浜市立大学の研究グループが発表した
新たな検査方法。
ウイルスそのものを検出するのではなく、
ウイルスに感染した際に
体内で作られる抗体を
最短15分で検出できます。
今後は症例を増やし、
一般のクリニックなどで使用できるようにしたい
としています。
先週から始まった
PCR検査の保険適用。
そんななか、
新たな検査方法も次々と登場。
ドイツの大手試薬会社「キアゲン」が
開発検査機器。
キアゲン、アプリケーションスペシャリスト・宮崎恭行さん:
「一番は簡単なところです。
誰でも(検査)できます」
現在、行われているPCR検査は
検体を検査施設などに運ぶ必要があるため、
結果が分かるまで約6時間かかるものもあります。
しかし、この検査方法は
その場で検体を専用の機械に差し込むだけ。
約1時間で検査結果が分かるのです。
しかも新型コロナウイルスだけではありません。
一度の検査で
インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)など、
21種類ものウイルスを判別することができるのです。
厚生労働省も
実用化に向けて迅速に対応していくといいます。
杏林製薬は、
すでに研究施設などで使われている簡易検査機器を
新型コロナウイルスにも対応できるよう開発。
実現すれば約40分で結果が分かるといいます。
インフルエンザの簡易検査キットを製造している会社も
開発に着手。
すでに持っている工場のラインを使えば、
一日で10万人分のキットが
製造できるようになるといいます。
開発が進む新型コロナウイルスの検査方法。
感染拡大を止める一手となるのでしょうか。
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