「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客だった80代の日本人男女2人が死亡。(ふたりとも何らかの持病があったとのこと。発症の一週間後に検査。)

(2020年02月20日)

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20日に
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で
新型コロナウイルスの感染が確認された2人が亡くなった事態、
国側の対応に
問題点はなかったのでしょうか。

厚生労働省前から報告です。

(社会部・小松隆次郎記者報告)

厚労省の幹部は記者会見で
「対応は適切だった」と強調しました。

しかし、すでにいくつかの疑問点が出てきています。

まず、その一つが
亡くなった84歳の女性です。

横浜港に到着した直後の5日に発熱し、
6日には下痢の症状もありました。

それなのに、
ウイルス検査を受けて搬送されたのは
1週間後の12日になってからでした。

これは当初、
体調不良の人からウイルス検査を行う
としていた厚労省の方針とは矛盾します。

その点を記者会見でも問われましたが、
厚労省の幹部は
「現時点で情報はない」と
明確には答えませんでした。

2人の死亡の経緯によっては
船内に長期間、
乗客をとどめた判断の是非が
問われる可能性が出てきています。

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