【厚生労働省】感染していた幹部らが、橋本岳副大臣と接触していたと発表。

(2020年02月21日)

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横浜港に停泊中のクルーズ船
「ダイヤモンド・プリンセス」号で
業務に当たり、

自らも新型コロナウイルスに感染した
厚生労働省職員が

同省の副大臣や政務官と
接触していたことが21日分かり、

衆院財務金融委員会の審議が
一時中断する一幕があった。

同船ではこれまで
乗員・乗客から
600人超の集団感染が判明している。

先に
検疫官と厚労省職員の感染が確認されているが、

同省は20日、
新たに
同省と内閣官房職員が感染したと発表した。

衆院財金委では、
末松義規氏(立憲民主)が
職員の役職と担当の公表を求めた。

これに対し、
同省の奈尾基弘·大臣官房審議官は、

感染者に関する情報は
「公表による公衆衛生上の利益と
個人情報の保護というバランスの下で
全ての事案を公表している」

とした上で、
年齢と在住地以外の情報は
個人情報の保護から公表していない
と答弁した。

感染した厚労省職員と
副大臣、政務官との接触の可能性を
末松氏がただすと、

奈尾審議官は

「副大臣、政務官とは
業務上の接触があった」

と認めた上で、

「副大臣と政務官、
感染した職員のいずれも
常時マスクをした上で
業務を遂行したと聞いている」

と説明した。

さらに、末松氏は

「もし
ある程度幹部ということであれば、
厚労省の幹部の会合に出席したり、
国会にも来ている可能性があったのか、
そこを確認したい」

と役職の公表を重ねて要求。

奈尾氏が個人情報だとして
改めて拒否したため、
審議が一時ストップした。

再開後、
末松氏は
役職を公表しない同省の方針を
再検討するよう要求。

田中良生委員長が奈尾氏に対し、
同省に持ち帰って
加藤勝信厚労相と
改めて協議するよう求めた。

麻生太郎副総理兼財務相も、
加藤厚労相に
「お伝えします」と答弁した。

末松氏は
ウイルスに感染した職員が
厚労省の副大臣、政務官らと接触したことで

「国会としても
リスク管理をしっかりやっているんだということを
国民に示す上で、
きちんとした対応をしないといけない」

と語った。

小島敏文厚労大臣政務官は
その後の答弁で、
感染職員の年代について、

厚労省職員は
50代と40代、

内閣官房職員は
30代であることを明らかにした。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-21/Q610SCDWLU6901

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