【アメリカ】強制的な隔離措置に対して、ニューヨーク州から強い反発があったため撤回。(CDCが2週間の自粛を勧告)
(2020年03月28日)感染の拡大が深刻なアメリカでは
トランプ大統領が
ニューヨーク州などを
事実上、封鎖する措置を
検討していることに対し、
ニューヨーク州の知事が
「州への宣戦布告だ」
と激しく反発しました。
ニューヨーク州・クオモ知事:
「これは連邦政府による
州への宣戦布告だ。
完全封鎖は
中国・武漢で行われたことで、
我々は中国でもないし、
戦時中でもない」
ニューヨーク州のクオモ知事は
28日にCNNに出演し、
強制的な移動制限によって
州が完全に封鎖されれば
「大混乱や破壊的な影響を招き、
数カ月にわたって
経済をさらに落ち込ませる」
と非難しました。
一方、トランプ大統領はツイッターで、
強制的な移動制限は
「必要ない」と
発言を撤回しました。
最終的にCDC(米疾病対策センター)が
ニューヨークや
ニュージャージーなど
3つの州の住民に対して
国内での旅行を14日間、
自粛するよう勧告しました。
生活に不可欠な
物流や医療関連、金融サービスの従事者には
適用されないとしています。
CDCは
「実施については
州知事に裁量がある」
として、
強制力を伴わないものとなります。
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