【日本耳鼻咽喉科学会】味覚・嗅覚の異常で、いきなり受診しないよう呼びかけ。
(2020年03月31日)新型コロナウイルスの感染で
嗅覚(きゅうかく)や味覚を感じなくなった
という例が相次いだことを受け、
日本耳鼻咽喉(いんこう)科学会は3月30日、
注意点をまとめた。
においや味の異常があっても、
発熱やせきなどの症状がなければ、
いきなり医療機関を受診せず、
2週間ほど
不要不急の外出を控えて
様子を見るよう呼びかけている。
食事のにおいや味を感じなかったり、
以前より鈍くなったりといった現象は、
風邪や花粉症でも起こる。
また、新型コロナウイルスの感染で
こうした異常が出ても、
自然に治ることが多いという。
このため学会は、
新型コロナウイルスの潜伏期間をふまえて、
2週間は不要不急の外出を控え、
体温を毎日測り、
人と接する際には
マスクを着けるよう求めた。
2週間たっても嗅覚や味覚が戻らず、
発熱やせきがない場合は
耳鼻咽喉科を受診して欲しいとした。
一方、37・5度以上の発熱が4日以上続いたり、
せきや息苦しさがあったりするときは、
市区町村の帰国者・接触者相談センターへ
相談するよう勧めている。
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