【中国疾病対策センター】「無症状の感染者からの感染率は、症状のある人と大差なし。」

(2020年03月30日)

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中国の研究チームは、

新型コロナウイルスの陽性反応が出ても症状がない
「無症状」の感染者から
濃厚接触者にウイルスが感染する確率は、

症状がある感染者と
大きな差はない

という調査結果を発表しました。

中国政府は、
「無症状」の感染者は、
統計には加えていないだけに、
国民からの懸念が強まりそうです。

これは、
中国・浙江省の寧波にある
疾病対策センターの研究チームが、
中国の医学雑誌で発表したものです。

それによりますと、研究チームは、

新型コロナウイルスの陽性反応が出た感染者のうち
症状がある157人と、

症状がない「無症状」の
30人について、

それぞれの濃厚接触者
合わせて2147人を追跡し、
ウイルスに感染しているかどうか調査しました。

その結果、
症状がある人から濃厚接触者に感染する確率が6.3%だったのに対し、
「無症状」の人からの確率は4.11%となり、
「統計学上、大きな差はなかった」としています。

中国政府は、
「無症状」の感染者については、
2週間隔離して経過観察の対象とするものの、
ほかの人に感染させる確率は
比較的低く公表する必要がないとして、
感染者の統計には加えていないだけに、
国民からの懸念が強まりそうです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200330/k10012357581000.html

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