【厚生労働省】医療現場でのN95マスクの再利用を促す事務連絡を出す。

(2020年04月13日)

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新型コロナウイルスの感染者急増に伴い、
医療現場で必要な防護具不足を受け、

厚生労働省は
本来使い捨ての医療用高機能マスク「N95」について、
滅菌処理などをして再利用するよう促す
事務連絡を出した。

N95は
ウイルスなどの微粒子の95%以上を通さない
フィルターを使ったマスク。

重症化して
人工呼吸器が必要となった患者に
気管内挿管する場合などは
医療者の感染リスクが特に高く、
N95の装着が欠かせない。

自治体あての事務連絡は10日付で、
医療機関への周知を求めた。

新型コロナへの対応を念頭にした
例外的な取り扱いとして、
N95の「再利用に努めること」とした。

交換は1日1回とし、
使用後は手術器具用の滅菌器を使って
N95を滅菌する方法を示した。

滅菌器を使う場合は
N95の利用は「2回まで」とした。

滅菌以外も、
医療者1人に5枚のN95を配布し、
5日間で順番に使う再利用法を提案した。

海外の研究で、
このウイルスが
プラスチックや紙の上では
72時間しか生存できない
との報告があることを受けての措置。

一度使ったN95は
通気性のよいバッグに保管し、

ウイルスが自然に死滅するのを待って再利用する。

利用限度回数は示していないが、
目に見える汚れや損傷があれば
廃棄するよう求めた。

欧米では
既に枯渇している医療機関もあるほか、

日本でも
医療現場から不足を訴える声が出ている。

安倍晋三首相は
11日の政府対策本部で

「輸入が激減し
大変厳しい状況にある」

と説明。

月内に
70万枚を配布する方針を表明している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00000040-mai-soci

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