宣言後初の週末の関西主要3駅の利用は、大幅減。(前年比で8~9割減少)
(2020年04月14日)関西主要3駅の利用大幅減 前年比8~9割減 「自粛要請の効果表れ」 宣言後初の週末
JR西日本は14日、
新型コロナウイルスの感染拡大で
緊急事態宣言が出てから
初の週末となった11、12日の
大阪、三ノ宮、京都の
関西主要3駅の利用状況を発表した。
前年同月の土、日曜日で比べると
12~21%と大きく落ち込み、
特急を除いた
近畿圏の在来線利用も
22%に減少。
同社広報部は
「外出自粛要請の効果が表れた」
とみている。
大阪駅は12%、
三ノ宮駅は21%、
京都駅は20%に減少した。
政府による緊急事態宣言は
7日に発令され、
直後の平日(8~10日)と
前年の比較では、
大阪駅は40%、
三ノ宮駅は46%、
京都駅は43%だった。
同社は今回、
利用者の実数を出していないが、
1日平均の利用客数は
大阪駅で約86万人、
京都駅で約40万人、
三ノ宮駅で約25万人(2018年度)。
11~12日の在来線特急は8%、
山陽新幹線は9%、
北陸新幹線は7%と
昨年同時期の利用から
大幅に減少していた。
神戸市も
市営地下鉄三宮駅の乗客数を発表。
宣言後初の週末だった11、12日の平均は約5500人で、
1週間前の約1万1000人の49%減。
感染拡大の影響がほぼなかった2月1、2日の
約2万4000人と比べると
77%減った。
だが、
金曜だった10日は
約1万8000人で、
2月第1週の平日平均(約3万6000人)からは
50%減にとどまる。
周辺はオフィスの他に
タワーマンションが多い事情もあるが、
通勤者の自粛の動きも
鈍いとみられる。
久元喜造市長は
「医療救急体制の
逼迫(ひっぱく)に陥りかねない」
と危機感を述べた。
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