【安倍内閣】終電の繰り上げを検討。(減便の要請は考えていないとのこと)

(2020年04月14日)

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政府は、
新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、
首都圏の鉄道会社などを対象に
最終電車の繰り上げも視野に入れた対策を
検討することが分かった。

7日の緊急事態宣言発令から
2週間後をめどに
感染拡大や
鉄道の利用状況を勘案する。

感染の収束には
人と人の接触機会を
極小化する必要があるとみており、
経済への影響も踏まえ
慎重に判断する。

JR東日本が
13日公表した利用状況によると、

緊急事態宣言の発令を境に、
首都圏の平日3日間、
土休日2日間の輸送実績を比較。

新幹線・在来線特急の主要線区では
平日43%減、
土休日46%減となったほか、

山手線では
平日朝の通勤時間帯で35%減、
土休日終日で34%減と
大幅に下がった。

発令後初の週末となった11日は、
定期券を利用しない
通勤通学以外の乗客による
主要駅の改札利用実績が、
発令前の4日と比べ、

渋谷90%
▽東京47%
▽新宿43%
▽横浜、大宮42%
▽千葉35%

-と減少し、
発令に一定の効果が見られた。

政府は今月上旬、
宣言発令を見据え、
どの程度の減便が可能か
検討するよう同社に打診。

土日・祝日ダイヤの
平日での運用や
終電の繰り上げなどが
社内でも検討されたが、

乗車率が上がることで
「密集」を生む懸念があり、
見送られた。

ただ、政府内では
感染の要因となる人と人の接触機会を
「最低7割、極力8割」減らすためには、
「夜の街から人を減らさないといけない」(高官)
との考えが強い。

発令後、
鉄道の利用客は減少しているが、
終電が繰り上げられれば、
夜間の外出と接触機会の
さらなる減少が見込める。

菅義偉(すが・よしひで)官房長官は
13日の記者会見で

「減便の要請は考えていないが、
引き続き
人と人との接触を減らす有効な対策を
専門家の意見を聞きながら、
適切に対応していきたい」

と述べた。

https://www.sankeibiz.jp/business/news/200413/bsd2004132232005-n1.htm

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