【ニューヨーク州】「高齢者施設で2,500人近くが死亡」との調査結果を公表。
(2020年04月18日)アメリカで
新型コロナウイルスの感染拡大が
最も深刻なニューヨーク州では、
高齢者施設で死亡した人の数が
2500人近くに上ることがわかり、
高齢者施設での
深刻な感染の実態が
浮き彫りになっています。
ニューヨーク州は17日、
高齢者施設を対象に行った
新型コロナウイルスの感染状況についての
調査結果を公表しました。
それによりますと、
新型コロナウイルスが原因で
死亡したとみられる人の数は
2477人に上っています。
また、調査に応じた施設のうち、
19の施設で20人以上が亡くなっていて、
このうち、5つの施設では
40人以上が亡くなっている
ということです。
高齢者施設での感染をめぐっては、
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが、
全米で少なくとも6900人が死亡したとみられると報じるなど、
深刻な問題になっていますが、
一部の施設が入所者の状況を家族に明かさず、
感染を隠蔽しているのではないか
という批判が出ています。
これを受けてクオモ知事は、
17日の記者会見で
「入所者の感染の有無や病状について、
家族に伝えることを義務づけるよう命じた」
と述べ、
高齢者施設の対応を
厳しく監督する方針を示しました。
また、
CDC=疾病対策センターは、
施設で働く人が
体の不調を訴えた場合に備えて
代わりの人員を確保したり、
原則として
家族の訪問を禁止したりするなど、
ガイドラインに従って
感染拡大を防ぐよう
施設に求めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200418/k10012394091000.html
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