【アメリカ】人工呼吸器装着の88%が死亡。(65歳以上は97%)

(2020年04月22日)

hospital_jinkou_kokyuki_oldman.png

新型コロナウイルス感染拡大の中心となった
米ニューヨークで、

人工呼吸器を使用した重症患者の死亡率は
88%に上るとの調査結果が

二十二日、
米医師会の医学誌
JAMA(電子版)に掲載された。

人工呼吸器の供給不足が
世界的に懸念される中、

装着が必要な時点で、
生存率が相当低い実態が明らかになった。

ニューヨーク州最大の民間医療機関
ノースウェル・ヘルスが

三月一日~四月四日、
系列十二病院に入院した
新型ウイルス感染症の患者
計五千七百人の
特徴や予後を調査。

人工呼吸器を使った場合、
三十八人が退院した一方で、

二百八十二人が亡くなり、
六十五歳以上の死亡率は
97%に上った。

ニューヨーク州では
人工呼吸器の不足が懸念され、

州政府が
国内外からの調達に奔走したが、

ピーク時の患者数は
想定を下回り、

クオモ知事は

「人工呼吸器が足りずに
亡くなった人はいない」

と主張している。

また、
入院患者に多かった基礎疾患は

高血圧(57%)、
肥満(42%)、
糖尿病(34%)の順。

発熱は
代表的症状の一つとされるが、

入院段階で
三八度を超える高熱を記録した患者は
30%にとどまった。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202004/CK2020042402000141.html

コメント