【オーストラリア】タッグ医師「おならによって感染が拡大したのかも。」

(2020年04月20日)

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新型コロナウイルスの収束に向けて
各国で様々な調査や研究が行われているが、

このほどオーストラリアの医師が

「オナラによって
感染が拡大している可能性がある」

と主張し
物議を醸している。

この医師は

Twitterで
日本の絵巻物「屁合戦絵巻」を引用し

「オナラは
日本の江戸時代に
武器として使われていたくらいなんだ」

とも記しているのだ。

『Daily Star』『The Sun』などが伝えた。

過去にも何人かの医師が

「オナラを介して
他人にウイルスがうつるのではないか」

という説を語っていたが、

オーストラリアのメルボルンに拠点を置く
アンドリュー・タッグ医師(Dr. Andrew Tagg)は

猛威を振るっている新型コロナウイルスも
オナラによって拡散されている可能性がある
と主張した。

タッグ医師は
今年の初め頃、
新型コロナウイルス感染者に
一連の検査を行ったが、

そのうち55パーセントの糞便に
新型コロナウイルスが検出されたという。

この検査結果について、タッグ医師は

「糞便内で
新型コロナウイルスが検出されたのですが、

無症状の患者の糞便でも
用を足してから17日間も
ウイルスが存在することが分かったのです」

と明かしている。

まだタッグ医師はかつて、
ベビーパウダーを使った実験により
オナラがかなりの距離まで飛ぶことを突き止め

「ウイルスを運ぶ、
目に見えない微粒子の糞便が
オナラに含まれている」

と警告していた。

そのことを踏まえたうえで、

「もっと検証が必要ですが、
おそらくオナラの噴射力によって
ウイルスは拡散すると思われます」

と語った。

しかし一部の医師から、
オナラによって新型コロナウイルスに感染する可能性は
著しく低いと指摘があったようだ。

また2001年には、
オーストラリアのカール・カルゼルニッキ医師(Dr. Karl Kruszelnicki)と
微生物学者のルーク・テネント氏(Luke Tennent)が共同で
オナラが病原菌を拡散するかどうかの実験を行っている。

2人は同僚の協力のもと、
お尻から5センチほどの距離にシャーレを置き、
ズボンをはいた状態でオナラをしたものと
下着など何もつけない状態で
オナラをしたものを比較したのである。

一晩経つと
2つのシャーレに
異なる結果が現れた。

ズボンをはいていたものは大きな変化はなかったが、
何も身に着けないでオナラをしたほうのシャーレには
バクテリアが繁殖していたという。

ただし
バクテリアは
有毒性のものではなかったそうだ。

なおこの実験について、
中国北京市通州区の中国疾病予防管理センターでは

「オナラによる新型コロナウイルス感染は、
ズボンをはいている限り
その心配をする必要はありません。

しかし
感染者がズボンなどをはかないまま
一度に大量のオナラを放出し、
その近くにいた人が直接嗅いでしまった場合は
感染しないとも言いきれません」

と話している。

https://article.yahoo.co.jp/detail/4de9ceb917b67813ec3c4eea570791697bfa8ffe

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