【イタリア】ICU患者の死亡率は26%。82%が男性。68%が疾患ありで、うち49%が高血圧。
(2020年04月20日)イタリア
Fondazione IRCCS Ca' Granda Ospedale Maggiore Policlinicoの
Giacomo Grasselli氏らは、
2020年2月20日から
3月18日までの期間に
ロンバルディア地方の
72病院のICUに入院した
すべてのCOVID-19確定例を対象に、
後ろ向きケースシリーズ研究を実施した。
患者の多くが高齢者で、
88%が機械的換気を必要とし、
ICUでの死亡率は26%だった、
などの分析結果を
JAMA誌電子版に
2020年4月6日に報告した。
(中略)
1593人のうち、
分析に必要なデータが得られなかった2人を除く
1591人から、
人口統計学的データと
臨床データを収集した。
1591人の患者の
年齢の中央値は63歳、
四分位範囲は56~70歳で、
全体では14~91歳だった。
性別は
82%が男性だった。
363人(23%)が71歳以上で、
203人(13%)は51歳未満だった。
併存疾患に関するデータが得られた1043人のうち、
709人(68%)が何らかの併存疾患を有しており、
509人(49%)は高血圧だった。
続いて多かったのが心血管疾患(21%)や
脂質異常症(18%)で、
COPD患者は4%と少なかった。
80歳超の患者は全員が、
60歳超の患者も
76%が併存疾患を有していた。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202004/565179.html
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