【チューリッヒ大学】ヴァルカ教授「全身の血管に感染し、臓器を甚大に損壊する。」

(2020年04月20日)

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新型コロナウイルスは
初期には新型肺炎と呼ばれており、
呼吸器系に感染するウイルスだと思われていました。

ですが
増加する死亡者の
検死解剖を行った結果、

死者の多くに、
複数の臓器にまたがる
甚大な損壊が生じていることが
明らかになってきました。

これは
呼吸器系の症状からだけでは
説明がつきません。

そこでスイスの研究者は、
原因を探るために、
ウイルスにより亡くなった患者の臓器の
詳細な観察を行いました。

その結果、
コロナウイルスは

肺だけでなく、
全身の血管に感染する
能力をもっていることがわかりました。

死んだ患者の血管内皮に、
ウイルス粒子が
ビッシリとこびりついていたのです。

そのため
死者の臓器では
末梢の血管が崩壊しており、

血液の流出を引き起こし、
臓器の壊死を引き起こしていました。

研究内容は
チューリッヒ大学の
ズザナ・ヴァルカ氏らによってまとめられ、

4月20日に、
世界五大医学雑誌の一つである
「THE LANCET」に掲載されました。

https://nazology.net/archives/57616

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