【英国】英国議会が、テレビ審議を導入。
(2020年04月18日)英議会は21日からの審議再開に合わせ、テレビ会議を導入する方針を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、議場での密集・密着を避けるのが狙い。約700年に及ぶ歴史で、テレビ審議は初となる。
英議会の起源は13世紀にさかのぼるとされ、世界の議会制度のモデルとなった。日本の国会でも審議の在り方をめぐる議論が始まっており、英国の対応が影響を与えそうだ。
下院(定数650人)は対面と非対面を組み合わせた「ハイブリッド方式」を採用する。議場に入ることができる議員を50人程度に制限し、最大120人がテレビ会議で参加する。ただ、議会は全下院議員にテレビ会議での審議を推奨している。
与野党党首が直接対峙(たいじ)する党首討論もこの方式で行われる見通し。英議会は3月26日から前倒しで復活祭(イースター)の休会期間に入っており、21日の再開後に議員の投票で承認されれば実施する。
野党・スコットランド民族党(SNP)を束ねるブラックフォード下院議員は「政府は国民に在宅勤務を要請しており、議員には完全に同じことをする責任がある」と賛同を表明している。
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