【国立感染症研究所】「濃厚接触者」に、発症2日前までの人も加えると発表。

(2020年04月20日)

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国立感染症研究所は、
新型コロナウイルスの患者から
感染したリスクのある
「濃厚接触者」の定義を変更した。

接した時期を患者の
「発症日以降」から
「発症2日前」に早めた。

距離については

「手で触れることができる範囲
(目安として1メートル)の距離で、

必要な感染予防策なく、
患者と15分以上の接触があった者」

とした。

定義変更は
感染研のホームページで
20日付で公開した

「積極的疫学調査実施要領」

で明らかにした。

実施要領は
保健所職員などが
感染が確認された患者と濃厚接触した人を
追跡調査する際の基準となる。

感染研が
発症2日前から
感染のリスクがあることを
認めた形になる。

発症していない人に接触する場合も、
感染リスクを下げるために
マスクを着用していないと
濃厚接触者になる恐れが高まる。

マスクには
不織布のサージカルマスクだけでなく、
布マスクも含まれるという。

実施要領の3月12日版では、
濃厚接触者について
感染が確認された患者との距離を

「手で触れること、
または対面で会話することが可能な距離
(目安として2メートル)」

という基準を示していた。

4月20日版では
距離を1メートルに短縮し、
対面以外の会話も含めるなど
範囲を広げた。

具体的な接触の内容は、
周辺の環境や接触の状況などから
患者からの感染性を総合的に判断する。

職場などで
感染者が確認されると、

濃厚接触者は
自宅待機などとなり、
活動が制限される。

企業や一人ひとりの感染予防策の
見直しが必要となる。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58296010R20C20A4MM0000/

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