【中国】臨時病院の床やエアコンから、ウィルスが多数検出されたと発表。

(2020年04月19日)

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新型コロナウイルスに感染した患者を収容するため、
中国が武漢市に突貫工事で建設した臨時病院
「火神山医院」のウイルス汚染状況を
軍事医学科学院の研究チームが調べ、
19日までに発表した。

集中治療室(ICU)に出入りする
医師や看護師らの
靴底にウイルスが付着し、
薬剤部などに拡散していたほか、

ウイルスを含む微粒子が
約4メートル飛散した可能性が示された。

米疾病対策センターの専門誌
「エマージング・インフェクシャス・ディジージズ」
電子版に掲載された論文によると、

調査は
病院がフル稼働していた
2月19日から3月2日に実施。

各所を拭き取った検体と
空気を採取したサンプルの
PCR検査を行った。

その結果、
ICUの方が
一般病棟より汚染され、

パソコンのマウスやごみ箱、
ベッドの手すり、
ドアノブに
ウイルスがよく付着しているのは
予想通りだったが、

エアコンの空気吹き出し口や
床から検出される割合も高かった。

ウイルスを含む微粒子が
患者のせきなどで
飛沫(ひまつ)として放出された後、
空気の流れに運ばれたとみられる。

患者の周囲で採取した空気サンプルからも
ウイルスが検出され、

ICUでは
ベッドに寝ている患者の上半身から
約4メートル離れた位置で採取したサンプルから検出された。

火神山医院では
調査結果を受け、
ICU、一般病棟とも、
患者がいる感染リスクが高いエリアと
リスクが低い作業エリアに区分した。

研究チームは、
医師や看護師らが
患者のいるエリアから出る際は
靴底を消毒し、
患者のマスクも捨てる前に
消毒するよう勧告している。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900201&g=soc

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