【ファイブアイズ】「研究所起源の可能性は極めて低い。」

(2020年05月08日)

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米国が英語圏4カ国と
機密情報を共有する枠組み
「ファイブアイズ」が、

新型コロナウイルスの起源は
中国・武漢の研究所だとする
トランプ米大統領らの主張について、
「可能性は極めて低い」
との見解を示していることが分かった。

ファイブアイズは
米国と英国、オーストラリア、
カナダ、ニュージーランドの情報機関が
密接に連携する多国間協定の枠組み。

共有情報に詳しい
欧米外交当局者の1人は、

研究所からの流出事故だったとは
非常に考えにくく、

動物から人間に
偶然感染した可能性が
極めて高いと述べた。

同当局者は一方で、

中国側の協力姿勢や
透明性が改善されない限り、
確実なことは言えない
と指摘した。

ファイブアイズ加盟国の
別の当局者もCNNに、
内部はこうした見解で
一致していると語った。

同じく加盟国の
もう1人の情報筋は
CNNとのインタビューで、

研究所起源説を確信する
トランプ氏や
ポンペオ国務長官の立場は

ファイブアイズの見解から
かけ離れていると主張。

新型ウイルスが
研究所から出た可能性は
残っているものの、

今のところ
裏付けはない
と強調した。

同情報筋によると、

「感染拡大が
武漢の市場から始まったことは明らか」

だが、

新型ウイルスが
どのようにして
市場まで到達したかは
はっきりしていない。

同情報筋はまた、
米国が情報を
全て共有しているとは限らない
とも語った。

ファイブアイズの加盟国間では
大半の情報が共有されているが、

中にはごく一部、
各国が外へ出していない情報もある。

トランプ氏とポンペオ氏は
これまでに、
新型ウイルスが
研究所に由来することを示す証拠はある
と公言している。

https://www.cnn.co.jp/world/35153325.html

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