【英国】基礎疾患のない少年が、 「川崎病」に似た症状で死亡。

(2020年05月13日)

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英ロンドンで
基礎疾患のない14歳の少年が、
新型コロナウイルス感染に関連した
「川崎病」に似た症状で死亡した。

エバリーナ・ロンドン小児病院
(Evelina London Children's Hospital)が
13日、明らかにした。

少年の治療に当たった医療チームが
英医学誌ランセット(The Lancet)に
今月7日付で発表していた短報論文によると、

この少年は
4月に同病院で
10日間にわたって治療が行われた患者8人の
クラスター(感染集団)の一人だった。

医療チームによると、
少年は
同院の集中治療室で
6日間治療を受け、

死亡後に行われた
新型コロナウイルスの検査で
陽性になった。

サラ・ハンナ(Sara Hanna)医長によると、

この病院では
50人近くの子どもたちが
同じ症状を訴え、

うち約半数が
これまでに退院したという。

症状は
川崎病に似ていたという。

川崎病は、
主に5歳未満の子どもがかかる疾患で、

発熱や発疹、
リンパ節の腫れや
毒素性ショック症候群(TSS)に似た症状が見られる。

小児科の集中治療室で
顧問医を務めるハンナ氏は、

症状を訴えた子どもたちの
「入院期間はかなり長かった」とし、
3週間入院した例もあったと述べた。

ハンナ氏は
英PA通信(Press Association)に対し、

これらの子どもたちの大半は、
最も症状が重い患者が入る集中治療室ではなく、
一般病棟と集中治療室の中間に当たる
高度治療室に入っていると説明し、

「一握りの子どもたちは
集中治療室に入ったが、

その子たちも
今は
最高レベルの支援を必要とする状況を
脱している。

その前には
もっと病状が重い子どもたちもいたので、
状況は良くなっている」

と述べた。

ランセットに掲載された短報論文によると、

この8人のクラスターのうち
最年少は4歳で、

死亡した14歳の少年を含む
2人が肥満だった。

6人がアフロカリビアン系で、
5人が男の子だった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200514-00000018-jij_afp-int

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