日経平均株価が、2万円台を回復。(経済再開への期待で高値)

(2020年05月08日)

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8日の東京株式市場で
日経平均株価は続伸し、

前日比504円32銭(2.56%)高の
2万0179円09銭と、
きょうの高値で終えた。

米中対立激化への警戒感が後退するなか、
欧米の経済活動の再開や
国内の新型コロナウイルスの
新規感染者数の減少傾向も支援材料となり、

日経平均は
3営業日ぶりに
2万円台に乗せて引けた。

8日午前、
中国商務省は

劉鶴(リュウ・ハァ)副首相が
ライトハイザー米通商代表部代表や
ムニューシン米財務長官と、
貿易交渉を巡る
米中の「第1段階の合意」について
電話で協議した

と発表した。

新型コロナの発生地などを巡る
米中の対立先鋭化が
市場の懸念材料であっただけに、
発表を受け買われた。

同日発表の米雇用統計は
大幅な悪化が見込まれるものの、
ある程度の悪化は
織り込み済みとの見方が多かった。

国内でも
経済活動再開の期待が出るなか、
大引けにかけて
日経平均の上昇に弾みが付いた。

終値は
4月30日の直近高値
(2万0193円69銭)に迫る水準だった。

JPX日経インデックス400は反発。

終値は
前日比287.93ポイント(2.25%)高の
1万3067.11だった。

東証株価指数(TOPIX)も反発し、
31.55ポイント(2.21%)高の
1458.28で終えた。

業種別TOPIXは
ほぼ全面高となった。

鉄鋼や海運、陸運、金融など、
このところ出遅れていた銘柄への買いが目立った。

東証1部の売買代金は
概算で2兆3913億円。

売買高は
13億7293万株だった。

東証1部の値上がり銘柄数は
1835銘柄と
全体の8割超を占めた。

値下がりは287、
変わらずは49銘柄だった。

住友商、スズキ、日本製鉄が
大幅に上昇した。

ホンダ、JR東海、住友鉱も買われた。

半面、任天堂は売られた。

中外薬、キーエンスも下落した。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_Y0A500C2000000/

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