【日本集中治療医学会】人工呼吸器の患者のうち8割は救命されていると発表。(NY市では88%が死亡)

(2020年05月13日)

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新型コロナウイルス感染拡大時における
我が国の集中治療の現状と課題
~横断的ICU情報探索システム(CRISIS)の有用性と展望~

西田 修
一般社団法人日本集中治療医学会 理事長
藤田医科大学医学部 麻酔・侵襲制御医学講座 主任教授

1)我が国の集中治療のレベルとCOVID-19のCRISISで見たCOVID-19の成績

我が国の集中治療のレベルは
平常時より国際的にみても
非常にレベルが高い[8]。

COVID-19の治療においても、
CRISISの登録データによれば、
ECMOを行わず人工呼吸器のみで管理し、
人工呼吸器から離脱し生存している症例数は
2020年5月7日現在で、182例、
死亡した症例は43例であり、
死亡率は19%に留まっている【図表1】。

先のニューヨークからの報告では、
人工呼吸を行った症例の死亡率は
88.8%であることを考えても
素晴らしい成績であると考えられる。

https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/1121

【独自】国内では人工呼吸器の患者8割を救命、NY市では88%死亡…学会調査

https://www.yomiuri.co.jp/medical/20200517-OYT1T50061/

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