杉並区長「厚労省の通達通りにやると、 陽性のまま街へ出てしまう。」

(2020年05月08日)

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「どう考えてもおかしい」と、
厚生労働省の
新型コロナウイルス軽症・無症状者の取り扱いについて、

東京・杉並区の
田中良区長が
異議をとなえ、
独自にやると宣言した。

理由は

「陽性者が街へ出て行ってしまう」

ということだ。

厚労省は、
宿泊施設や自宅療養の軽症
あるいは無症状の感染者は、

14日たって経過がよければ、
PCR検査なしで
「就労制限」を解除するという。

これまでは、
「2回の検査で陰性」が
社会復帰の条件だった。

再陽性のケースもあるというのに、
どういうことか。

医療ジャーナリストの伊藤隼也さんは、

「心配ですよ。

医学的な根拠がまったくない。

世界中が
検査拡充に努めているのに、
なぜ日本だけが?

信じられません」

と驚く。

司会の小倉智昭は

「それほどまで、
PCR検査を減らしたいのかね」

「杉並区はこれまで通り『陰性2回』守る」

田中・杉並区長は
これまで通り、
「陰性2回」を守るという。

区独自の健康観察者の中から
陽性判定が出ているからだ。

もし厚労省の通達通りにやると、
陽性のまま
街へ出て行ってしまうことになる。

司会の小倉智昭

「陽性が増えて
医療崩壊するのを恐れて、
検査をやらないのかな」

田中区長は

「感染がわかった時、
施設への入所勧告は
保健所の職員がやります。

拒否されると、
厚労省の(通達どおりだと)
そこで止まってしまう。

実効性のある方式を
作って欲しい」

という。

小倉

「なんでホテルへ
行きたがらないのかなあ」

子供がいる、
ペットがいる、
テレワークができない、
迎えの車が来ると感染が近所にわかる、
好きなテレビ番組が見られない、
食べ物が心配

などが理由だ。

田中区長は

「自宅療養を常態化させるのなら、
GPSをつけるとか、
法令整備も考えないと
完全ではありません。

今月末に
非常事態宣言が解除されたら、

次の波が
必ず来ると認識しておかないと」

と心配する。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/18231375/

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