【東京新聞】東京五輪、観客へPCR検査を課す案を検討。
(2020年06月04日)新型コロナウイルスの影響で
来夏に延期された
東京五輪・パラリンピックを巡り、
政府が大会時の感染予防のため、
運営方式の簡素化について
検討を始めたことが
四日、分かった。
従来通りの通常開催を目指す一方で、
観客の削減のほか、
選手を含む大会関係者や観客へのPCR検査など
医療態勢整備も案として挙がっている。
菅義偉官房長官は
四日の記者会見で、
安倍晋三首相が掲げた
「完全な形」での
東京五輪・パラリンピック開催方針を
維持するかどうか明言を避けた上で
「アスリートや観客にとって安心、
安全な大会にすることも極めて大事だ」
と説明した。
新型コロナの世界的な収束が
いまだ見えない中、
大会運営の見直し案では
開閉会式の簡素化や
選手村の外出制限なども選択肢の一つで
今後の論点に浮上している。
しかし
現実的な対応策として課題は多く、
運営面の中心を担う大会組織委員会や
国際オリンピック委員会(IOC)は
慎重に協議するとみられる。
既に、組織委とIOCは
コスト削減や新型コロナ対策の観点から、
運営計画の見直しについて検討を進めている。
◆小池都知事「開催には都民、国民の理解必要」
東京都の小池百合子知事は四日午前、
報道陣の取材に
「五輪・パラリンピックの開催には
都民、国民の共感、ご理解が必要。
そのためにも
合理化すべきところ、
簡素化すべきところを進めていく」
と述べ、
「いろんな研究も国、組織委員会、
都と連携しながら考えていきたい」
と話した。
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