【Newsweek】ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

(2020年05月31日)

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<ブラジルが無策に転じたのは、
コロナ対策会議で「高齢者が最もリスクが高い」と報告したとき。

「年金財政が改善」

だが、大統領首席補佐官室からの「圧力」で
マンデッタの方針は骨抜きにされた、
とブラジル保健省の新型コロナウイルス対策を率いた
感染症の専門家フリオ・クローダはロイターに語った。

方針転換のきっかけになったのは、
3月の対策会議でクローダらが、
高齢者の死亡リスクが最も高い
と報告したことだという。

「死者が高齢層に集中するなら、結構なことだ」

その場でそう発言したのが、
首席補佐官室の中でも
民間の保険業務の監督責任者で、
経済相と連携して年金改革に取り組む
ソランジュ・ビエイラだった。

「年金の赤字が減って、
わが国の財政状況は改善する」

と、ビエイラは述べたという。

ロイターによると、

会議の場にはいなかったが、
後で出席者から話を聞いた別の当局者も、
ビエイラがそう発言した

と明かした。

ビエイラは本誌に対し、
対策会議では

「一貫して人命を守ることを第一に」

話し合いが行われたと主張した。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93530.php

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