【理化学研究所】満員電車は窓開けても十分換気出来ないことが判明。

(2020年06月04日)

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飛まつの広がり スーパーコンピューター「富岳」が予測

新型コロナウイルスの感染に関わる、
せきなどの飛まつがどう広がるのか、
最新のスーパーコンピューターで予測した動画を、
神戸市の理化学研究所が公開しました。

この動画は、
理化学研究所の坪倉誠チームリーダーなどのグループが、
研究の中間報告として
報道各社に公開しました。

予測には
最新のスーパーコンピューター「富岳」が使われていて、

机をはさんで人が対面しているケースでは、
1人がマスクをせずにせきをした場合、
口元を隠すくらいの高さの仕切りを間に置いていても、
向かいにいる人の顔に飛まつがかかっています。

一方、
頭の高さより高い仕切りであれば、
飛まつをせき止めています。

また、
時速80キロの電車が窓を開けて走行した場合でも、
通勤ラッシュ時のような満員の状態だと、
空気の流れが止まり、
十分な換気ができないこともわかったということです。

坪倉チームリーダーは

「『富岳』の計算能力によって、
飛まつや空気の流れを
細かく分析することが可能になった」

と話しています。

研究グループでは7月にも、
こうした結果をもとに、
感染予防策の具体的な提言をまとめたいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200604/k10012457421000.html

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