【イタリア】国立衛生研究所「死亡した人の約96%には持病があり、平均年齢は約80歳。」(サンプル調査)

(2020年05月26日)

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イタリアで
新型コロナウイルス感染症(COVID19)に苦しんだ
圧倒的多数は、

高齢者や
基礎疾患のある人だった。

同国保健当局が報告した。

イタリア国立衛生研究所(ISS)は
詳細な週次の報告を含む
新型コロナの感染拡大に関するデータを調査し、
広範囲にわたる研究成果を発表した。

これによると、
死亡した人の約96%には持病があり、
平均年齢は約80歳だった。

ISSのシルビオ・ブルサフェッロ所長は

「新型コロナの感染者と死者には、
基礎疾患を持つ高齢者が大半という
共通項があることを
今回の調査は示した」

と、22日の会見で指摘した。

ISSによると、
感染確認者の平均年齢は62歳だったが、
50歳未満はおよそ3割にとどまった。

死者では
年齢の偏りがさらに大きく、

5月25日時点で
50歳未満はわずか1.1%前後で、
80歳超が57%余りに上った。

今月新たに確認された感染者のほぼ半数は
高齢者施設の入居者だったという。

また、
今月21日までの死者の
約10%のサンプル調査に基づく
ISSの最新週次調査によれば、

60%近くが
3つ以上の基礎疾患に苦しんでいた。

高血圧の持病があった人は68%余り、
糖尿病は約30%、
心臓病は28%だったという。

原題:

Italy Says 96% of Virus Fatalities Suffered From Other Illnesses(抜粋)

https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-26/italy-says-96-of-virus-fatalities-suffered-from-other-illnesses

2020年5月27日 9:56 JST

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-27/QAY6UTDWX2PS01

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