【サンデー・タイムズ】 遺伝的に近いウイルスが、2012年に中国に出現していた可能性があると報じる。

(2020年07月05日)

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・3人が肺炎で死亡した雲南省の廃坑から2013年にウイルス標本を採取。
・石正麗氏言及の「RaTG13」がこの標本なのはほぼ確実と英紙。

中国湖北省の武漢ウイルス研究所に
新型コロナウイルスと極めて類似したウイルス標本が
2013年に送付されていた
と英紙サンデー・タイムズが5日報じた。

この凍結標本は
コウモリのふんの清掃作業を行った6人が
重度の肺炎にかかり、3人が死亡した
中国雲南省の銅鉱山の廃坑で採取され、
送付されたという。

同紙は3人の死因は
コウモリから感染したコロナウイルスの可能性が最も高いと、
医師1人を引用して伝えた。

この医師の上司が6人の治療に当たった救急外来に勤務していたという。

ウイルス送付の後、
武漢ウイルス研究所に所属するコロナウイルス専門家で
「バットウーマン」の異名を持つ石正麗氏が
この廃坑を調査。

同氏は20年2月の論文で、
13年に雲南省で採取された「RaTG13」と
新型コロナの相同性が96.2%だったことを明らかにした。

サンデー・タイムズは
「RaTG13」が雲南省の廃坑で見つかったコロナウイルスであることは
「ほぼ確実」だとしている。

ただ同紙は、
2種の標本の進化距離は
数十年の可能性もあるとの科学者の指摘も伝えた。

武漢ウイルス研究所に質問を送付したが
返答はなかったとしている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-06/QD0MT9DWX2PT01

新型コロナに遺伝的に近いウイルス、2012年に中国に出現していた可能性=サンデー・タイムズ(英国)

https://jp.sputniknews.com/covid-19/202007067587523/

2013年に類似ウイルス確認か
中国・武漢研究所、死者は未公表

https://this.kiji.is/652845149585884257?c=39550187727945729

事件の翌年、Shiと同僚たちは鉱山に向かい、
276匹のコウモリから糞便サンプルを収集し、
それらを武漢研究所に送って保管と分析を行いました。

チームはこの研究に基づいて、
2016年にジャーナルVirologica Sinicaに論文を発表し、
RaBtCoV / 4991 という名前のSARSのような
コロナウイルスの「新株」を発見したと述べました。

https://www.newsweek.com/coronavirus-related-sars-cov-2-found-chinese-mine-2013-was-sent-wuhan-lab-1515625

https://ja.wikipedia.org/wiki/石正麗

新型コロナの起源は7年前の中国雲南省の銅山か、武漢研究所が保管

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/07/7-61.php

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