【週刊朝日】 投資家ジム・ロジャーズ 「国を閉じないスウェーデンを見習え。」

(2020年05月29日)

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一方、スウェーデンは
国を開き続けている。

それでも、
他国より悪い状況にあるようには見えない。

国を開き続けたスウェーデンは、
北欧では死者数が突出して多い。

それでも、「災害」と呼べるほどのものではない。

世界経済の収縮を受けて
スウェーデンも
経済的には無傷ではないが、

他国が直面しているような
経済的苦境に立っていない。

たしかに、新型コロナウイルスは恐ろしい。

感染すれば死ぬかもしれない。

特に、私のような高齢者は致死率が高い。

私も、コロナには感染したくない。

ただ、私たちは
古代から現在までの歴史で、
たくさんの伝染病を経験してきたことは事実だ。

最近では、私たちは2009年に
新型インフルエンザ(H1N1)の流行を経験している。

その時は航空会社が運航をやめたり、
マクドナルドが営業を中止したりすることはなかった。

つまり、世界は動き続けていたのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/537dadc389426145e4331ca14b2ced136c25ab4a?page=1

「スウェーデン流」コロナ対策をマネできない理由

第3にスウェーデンは
子供のいない単身世帯が国全体の56%と、
欧州連合(EU)加盟国で
ずばぬけて高い。

そのため
同居者間で感染が起きる懸念が、
例えば世代間同居がより
一般的なイタリアなどと比べて
低いことになる。

国民100万人当たりで見た
スウェーデンの新型コロナ死者が
約322人相当と、

英国やイタリア、スペインなど
ロックダウンを徹底的に実施した国より
大幅に少ないのは、
こうしたことで説明できる。

ただ、
経済的な犠牲を小さくした代償として、
他の北欧諸国やドイツよりは
新型コロナ死者全体数は多い。

https://jp.reuters.com/article/covid-sweden-breakingviews-idJPKBN22P0TW

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