【政府専門家会議】「感染のピークは4月1日ごろで、 宣言前だった。」

(2020年05月29日)

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国内の新型コロナウイルスの感染拡大について、
政府の専門家会議は29日、
これまでの評価を公表した。

緊急事態宣言は
感染の抑制に貢献したとする一方、

感染のピークは4月1日ごろで、
宣言前だったことも明らかにした。

専門家会議は、
感染が再び広がることを見据え、

感染状況が比較的落ち着いている今の段階で、
現時点の評価を行い、

今後に生かす必要がある
と判断した。

提言は、
クラスター(感染者集団)の発生を防ぐ対策は、

クラスターの連鎖による
感染拡大を防ぐなどの点で
効果的だったと分析。

3密(密閉、密集、密接)の条件がそろうと
感染者が多く発生していることを突き止め、
広く知らせたことも評価した。

緊急事態宣言については、
人々の接触頻度が低いまま保たれ、
移動も抑えられたため、
地方への感染拡大に
歯止めがかけられた、とした。

実際に
いつ感染したのかは
その時点では把握できない。

新規感染者の報告数から逆算して
感染時期を推定したところ、

ピークは4月1日ごろまでで、
緊急事態宣言の前に
流行は収まり始めていた。

この理由については、
休業要請や営業自粛が
都市部で早くから行われていた効果や、
3密対策を含めた
市民の行動の変化がある程度起きていた、
と指摘した。

ただ会議のメンバーには

「結果的に
宣言のタイミングは遅かった」

との声もある。

https://www.asahi.com/articles/ASN5Y66NVN5YULBJ012.html?iref=comtop_8_02

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