【環境省】浪江町の指定廃棄物を、建設業者が一般ゴミとして処分していたと発表。

(2020年02月10日)

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放射性物質の濃度が一定の基準を超え、
専用の処分場に運ばれることになっている
指定廃棄物600キロが

福島県浪江町の保管場所からなくなり、
一般の産業廃棄物と一緒に
処分された疑いがあることがわかりました。

これは10日、
環境省が発表しました。

紛失した廃棄物は、
浪江町の建設会社が
フレコンバッグ2袋に入れて保管していた
プラスチックごみなどの指定廃棄物、
およそ600キロです。

環境省によりますと
この指定廃棄物は、
環境省の委託を受けた業者が
今月7日に
町内の仮置き場に運ぶ予定でしたが、
この日までになくなっていたということです。

指定廃棄物は、
放射性物質の濃度が
1キロあたり8000ベクレルを超え、
国が指定したごみで、

今回のごみは、
最終的には
富岡町にある専用の処分場に
運ばれることになっていました。

紛失した指定廃棄物の
1キロあたりの放射性物質の濃度は、

1つの袋が
9万1900ベクレル、

もう1つの袋が
1万3750ベクレルで、

環境省は
一般の産業廃棄物処理業者に
誤って引き渡され、
県内で粉砕処理されたとみています。

環境省が処理されたとみられる場所の
表面の放射線量を測定したところ、

高くても1時間あたり0.1マイクロシーベルト程度で、
通常の環境と大きな差はないということです。

環境省は
この場所を公表していません。

環境省福島地方環境事務所は

「保管状況の見回りを強化するなど、
再発防止に努めます」

としています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200210/6050008906.html

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