【欧州連合】戦災難民についての協定をトルコと締結。
(2016年03月18日)欧州理事会(EU首脳会議)は3月18日、
トルコからギリシアへの難民流入を食い止めるための対策で
トルコと正式合意に至った。
合意案によると、
EUは3月20日以降、
トルコからギリシアに海路で入国する非正規移民(ビザ無し移民)のすべてを
トルコに返還する代わりに
トルコ国内の同数のシリア難民を
EU諸国で直接(空路で)受け入れるというものである。
トルコからギリシアに(海路で)到達する難民のうち
シリア国籍者は48%にとどまる
(そのほかはアフガニスタン、イラクの国籍者(それぞれ26%、17%)などである)。
この案の狙いは、EUへの難民受入の対象を、
最も切実な状況にあるシリア難民に限定すると同時に、
経済的動機によるEUへの非正規移民の誘因を砕くことである。
http://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Eyes/2016/RCT201616_001.html
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シリアやイラクの内政混乱によって発生した移民の流入に関して
トルコが2016年3月18日にEUと協定に調印したことを
引用したユルドゥルム首相は、
トルコは義務を果たして
欧州への移民の流入をストップさせたものの、
EUがトルコ国民にビザの簡素化を確保する方向で交わした約束を
履行しなかったことを振り返った。
ユルドゥルム首相は、
移民の需要を満たすために
EUがトルコに約束した33億ユーロ(約4327億円)分の財政支援の活用でも
数多くの官僚的な困難と障害が原因で
進展が確保されなかったと述べた。
http://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2018/03/28/yurudourumushou-xiang-eunifan-fa-938882
欧州連合(EU)がトルコと
2016年3月18日に交わした協定の枠組みで
30億ユーロ分の第2弾財政支援総合政策が
決定されたと発表した。
総合政策のうち
10億ユーロ(約1311億円)は
欧州委員会の予算から、
20億ユーロ(約2620億円)は
加盟国それぞれの予算から
まかなわれる。
トルコとEU間で交わされた移民協定によると、
トルコからギリシャの島々に渡った無登録の移民は
トルコに送還されなければならない。
この送還手続きは、
戦争を逃れた人
および経済的な理由から移住した人を対象としている。
EUはこれと引き換えに
移民のために使用される資金を確保する以外に、
トルコ国民のEUへのビザなし渡航計画と
加盟交渉の迅速化を約束している。
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