「改正著作権法」が全面施行。(画像や文章のダウンロードに刑事罰)
(2021年01月01日)インターネット上の
海賊版対策を強化するため、
著作権を侵害したコンテンツの
ダウンロード(DL)の規制対象を広げる
著作権法改正案が
5日、参院本会議で
全会一致で可決、成立した。
2021年1月に施行される。
著作権者に許可なく
違法に公開されたものと知りながら
漫画や写真、論文などの著作物をDLすると、
私的な目的であっても違法となる。
音楽と映像については
すでに規制されているが、
すべての著作物に拡大される。
もともと有料の著作物の海賊版を常習的にDLすれば、
2年以下の懲役や200万円以下の刑事罰が科される。
ただ、
数十ページの漫画のうちの数コマのような「軽微なものの」や、
スクリーンショットの一部に写り込んだ場合などは
規制対象外とした。
このため、
市民のネットでの
日常的な情報収集には
影響がない
と政府は説明する。
海賊版のありかに誘導する
「リーチサイト」への規制として、
運営者への刑事罰なども盛り込んだ。
https://www.asahi.com/articles/ASN655JFHN64UCVL01T.html
漫画などの海賊版サイト対策として、
政府は10日、
全著作物を対象に、
無断掲載されたと知りつつダウンロードする行為を
違法とする著作権法改正案を閣議決定した。
現行法は
音楽や映像に限っているが、
漫画や雑誌、論文なども対象となり、
悪質な場合は刑事罰を科す。
著作権者に損害がない場合などは除外。
施行日は2021年1月1日とし、
今国会での成立を目指す。
海賊版に誘導する
「リーチサイト」の運営も違法化する。
この規定は
今年10月1日に施行するとした。
政府は昨年の通常国会でも
同法改正案の提出を目指したが、
漫画家や有識者から反発を招き見送った。
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