Apple TV+のドラマ 『サーヴァント ターナー家の子守』で盗作騒ぎ。

(2020年01月17日)

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映画監督のフランチェスカ・グレゴリーニは、

自身が脚本と監督を担当し
2013年のサンダンス映画祭に出品した
『The Truth About Emanuel』と

Apple TV+のドラマ
『サーヴァント ターナー家の子守』の

内容が酷似しているとして、

製作者のM.ナイト・シャマラン監督と
アップルを訴えました。

『The Truth About Emanuel』は、
生まれて間もない子どもを失った母親が
リボーンドール(精巧な乳児の人形)を
本当の子どもだと信じ込み、
その世話をするために雇い入れたベビーシッターとの
関係を深めていくという設定があります。

その設定が、そのまま
『サーヴァント ターナー家の子守』に流用されていると、
グレゴリー二監督は主張しています。

さらにそれだけでなく、
類似点は
作品の美術面やキャラクター配置、ストーリー展開、
特定のカットでの演出にいたるまで
あらゆる場面で見受けられるとしました。

これは特にシリーズの序盤
3エピソードで顕著とのこと。

グレゴリーニ監督は、
大きく異なる点として
物語の視点が
男性目線になってしまっている
ところを挙げています。

『The Truth About Emanuel』は、

子どもを埋めない身だという自身の苦悩と、
思春期に家にいなかった母との関係
という実体験をもとに生み出され、

母への憧れと
母親になることへの憧れの両方を求める
2人の女性キャラクターの
愛情を描き出すものでした。

対する『サーヴァント~』のほうは
製作総指揮と脚本家、監督が
すべて男性という布陣で作られた結果、
幼子を失った母とベビーシッターの感情面は
ほとんど掘り下げられず、
母は妄想に取り憑かれた狂人として描かれ、
ベビーシッターは
性的魅力を引き立てるようにされた
とグレゴリーニ監督は主張、

「私の映画が
まるで記号論の授業で
リメイクの研究課題にされたように感じた」

「率直に言って腹立たしい」

と述べています。

https://japanese.engadget.com/jp-2020-01-16-apple-tv-2003.html?5

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