【大村幸弘】トルコのカマン・カレホユック遺跡で、世界最古の鉄製品を発掘。

(2017年09月)

見つかったのは、
酸化鉄を多く含む分銅形をした直径約3センチの塊。

トルコのカマン・カレホユック遺跡で
1986年から調査を続けている
「中近東文化センターアナトリア考古学研究所」
(大村幸弘(さちひろ)所長)が、
2017年9月、
紀元前2250~同2500年の地層から発見した。

遺跡は、
「鉄と軽戦車」を武器に
古代オリエント世界で栄えた
ヒッタイト帝国(紀元前1200~同1400年)の中心部に位置する。

帝国は
先住民が発明した「最新技術」の製鉄を独占して
軍事的優勢を得たとされる。

だが、帝国が滅ぶと
製鉄技術は
周辺各国に急速に普及。

鉄器時代へと向かう転換点になった。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASM3Q7THKM3QPLZU004.html?ref=tw_asahi

北区の出土遺物

北区では土器、青銅製品が出土しています。

その他に
第IIIc層の建築遺構を取り外しているところで
鉄製品が出土しています。

以前
南北に走る第IIIc層の
アッシリア商業植民地時代の
VII区の建築遺構の床面上でも
鉄製品が確認されておりますし、
V区でも
第IIIc層の遺構の取り外しを行った際に
鉄製品が見つかっていること考えますと、
少なくとも前2千年紀元初頭の
カマン・カレホユック遺跡では
鉄生産が行われていた可能性が
高いのではないかと考えております。

http://www.jiaa-kaman.org/jp/excavation_kl_26.html

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