ダミアン・ハーストのフランスで初となる大規模な展覧会が『カルティエ財団現代美術館』で開催

(2021年06月10日)

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現代において最も評価されているアーティストの1人であるDamien Hirst(ダミアン・ハースト)が、フランス・パリの『Fondation Cartier(カルティエ財団現代美術館)』で最新作 “Cherry Blossoms”をお披露目する展覧会を今年7月より開催する。同展覧会はHirstのキャリアにおいて、意外にも初のフランスでの美術館展示となるようだ。

“Cherry Blossoms”シリーズは、風景画の伝統的な主題をHirstが遊び心あふれるアイロニーを込めて再解釈した作品。本作はHirst曰く“19世紀末と20世紀の偉大な芸術運動に対する破壊であると同時にオマージュ”だという。彼は制作過程において、印象主義と点描画法とアクションペインティングの手法を参考に、それぞれの要素を融合。作品の制作には丸3年を費やし、2020年11月に同シリーズ全107点が完成した。彼は昨年のコロナ禍でロンドンのアトリエにこもり、「この絵に没頭し、端から端まで一気に仕上げた」とコメントを残している。会場では全面が鮮やかな色で覆われた巨大なキャンバスが並び、鑑賞者は具象と抽象の境界を揺れ動く広大な花の風景を目の当たりにすることになる。

展覧会 “Cherry Blossoms”は、先述の通り2021年7月6日〜2022年1月2日​(現地時間)の会期で開催予定。詳細については英語にはなるが、『Fondation Cartier』の公式サイトで確認しよう。

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